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選んだのは“店長”というポジション
今は長崎地区のブロック長として2店舗を担当しています。でも、最初からザザホラヤにいたわけじゃないんです。アパレルの世界に入ったのは21歳のとき。最初は別のブランドでアルバイトを始めたのがきっかけでした。
そこから店長代理を任されたり、閉店に伴って異動になったり……順調なときもあれば、苦労することもありました。それでもアパレルを続けてきたのは、やっぱり“人と関わるのが好き”だったからだと思います。気づけばもう15年、この業界で働いています。
ザザホラヤに入ったのは2018年。当時の経験を見てもらって声をかけてもらったとき、私は「店長として挑戦したい」と自分の思いを伝えました。一般社員に戻るのではなく、リーダーとして責任を持ってやる方が自分には合っていると感じていたからです。
もちろん、不安もありました。これまでずっとレディースを扱ってきたので、メンズは初めて。最初は「やっていけるかな」と迷う気持ちもありました。でも、ザザホラヤには“売上よりもお客様との関係を大切にする”という空気がある。その雰囲気に触れて、“ここならやれる”と背中を押されたんです。
「やるからにはやりきる」と心に決めて、店長としての一歩を踏み出しました。
売れてもダメ?数字の壁に直面して
入社してすぐに任されたのは、新しくオープンした店舗でした。何もかも初めての環境で店長を務めることになり、最初の1年は本当に必死。“どうやったら数字を出せるんだろう”と、そればかり考えていました。
ただ、これまでいたレディースの職場では“どれだけ売ったか”を見られるくらいで終わっていたんです。だから、ザザホラヤに来て“売るだけじゃ足りない”と知ったときは正直戸惑いました。いくら売れてもお店に残らなければ意味がない。そこで初めて、数字の重さを実感しました。
とはいえ、頭で分かっていても実際にどうすればいいかは分からず、焦るばかり。そんなとき、上司や先輩に相談すると「催事をやってみよう」「売り場の配置を工夫してみたら?」と具体的な提案をくれました。やってみると実際に成果が出て、数字は一人で背負うものじゃないんだと気づけたんです。
もちろん今でも数字は簡単ではありません。でも、“どう工夫すればお店に残せるか”を考えるのは、だんだん面白くなってきました。失敗しながらも学びがあって、少しずつ自分のスタイルを形にしている最中です。
私は“お客様のクローゼット”
この仕事で一番やりがいを感じるのは、お客様との関係づくりです。ある常連のお客様に「ここは自分のクローゼットみたい」と言われたことがあって、その言葉が本当にうれしかったのを覚えています。
私は普段から、お客様が過去にどんな服を買ったかを頭に入れて提案するようにしています。たとえば「この前買ったジャケットに合うのは、このシャツですよ」と声をかけると、「じゃあそれもお願いします」と自然に会話が広がっていくんです。そんな積み重ねの中で、クローゼットのように信頼してもらえる関係になれたのだと思います。
中には「奥さんや彼女のつもりでコーディネートして」と頼まれる方もいます。最初は驚きましたが、今では一緒に選ぶのが楽しくて仕方ありません。逆にお客様の方が忘れてしまっていて「これ私、買いましたっけ?と聞かれることもあるんですよ(笑)。そういうやり取りも含めて、“自分にとって欠かせない存在”と思っていただけているのかなと感じます。
もちろん、すべてを勧めるわけではありません。“これは似合っていません”とはっきり伝えることもあります。無理に売るより、本当に喜んで着てもらえるものを選んでもらう。その誠実さが信頼につながり、また足を運んでいただける理由になるんだと思います。

8 Lが畳めない!大きいサイズ専門店のリアル
レディースからメンズに移ってきて、一番驚いたのは商品の大きさと量でした。レディースのときは“フリーサイズで数枚だけ入荷”なんてこともよくあったんです。でもメンズではSから8Lまで揃っていて、しかも入荷の数も桁違い。最初に倉庫を見たときは、その迫力にびっくりしました。
特に印象的だったのが、8Lの服を初めて畳んだときです。「これ、どうやって畳むの?」と本気で悩みました(笑)。今でも8Lを畳むのは一苦労ですが、そういう場面に直面すると“大きいサイズ専門ならでは”の仕事をしているんだと実感します。
もちろん大変さもありますが、その分やりがいも大きいんです。体格や好みに合わせてぴったりのサイズを見つけたとき、お客様が本当に喜んでくださる。その笑顔を見ると、畳むのが大変だったことなんてすぐに忘れてしまいます。
レディースの頃とは違う大変さがあっても、それを乗り越えた先には“このお客様に合うのはこれだ”と提案できる楽しさがある。大きいサイズを扱うからこそ味わえる達成感は、ザザホラヤならではの魅力だと思います。
行きたくなかった転勤が教えてくれたこと
これまで福岡、鹿児島、長崎と3つの地域で働いてきました。最初に転勤の話を聞いたときは“正直、行きたくないな”と思ったこともあります。新しい土地でまた一から人間関係を築くのは不安でしたから。
でも、実際に行ってみるとその印象は大きく変わりました。鹿児島では少し控えめなお客様が多く、じっくり話を聞いてから決める方が多かったんです。一方で、長崎のお客様はとてもフレンドリー。道端でばったり会ったときに“この前はありがとうね”と声をかけてくださる方もいて、距離の近さに驚きました。
地域ごとにお客様の雰囲気や買い物の仕方が違うのは、とても面白い発見でしたね。最初は嫌だと思っていた転勤も、“新しい土地に行けばまた新しい出会いがある”と考えられるようになりました。
今では長崎がすっかり気に入っていて、“できればこのままずっとここにいたい”と思うくらいです。転勤を通じて不安よりも楽しさを見つけられたのは、自分にとって大きな財産になっています。

離れても続くつながり
ザザホラヤで働いていて強く感じるのは、人間関係の良さです。店舗のスタッフとは、仕事中は“店長とスタッフ”という立場ですが、仕事を離れると友達のように食事に行ったり、一緒に出かけたりすることもあります。オンとオフの切り替えが自然にできているからこそ、職場での関係もうまくいくんだと思います。
印象的なのは、鹿児島時代に一緒に働いたパートさんたちとの関係です。転勤で離れて何年も経つのに、今でも誕生日を祝い合ったり、仕事の相談を受けたりしています。人とのつながりがずっと続いていくのは、この会社の社員に共通する“誠実さ”があるからだと感じますね。
ブロック長になって責任が増えた今でも、困ったときに相談できる上司や仲間がいるのは心強いです。正直、プレッシャーで押しつぶされそうになることもあります。でも『大丈夫、やってみよう』と声をかけてもらえる環境があるからこそ、今も前を向けています。
相談できる人がいなかったら、もしかしたら途中で諦めていたかもしれません。支え合える雰囲気があるから、挑戦を続けてこられたんだと思います。
やらなきゃ終われない私のこれから
今の目標は、まず担当している2店舗をしっかり利益が出せるお店にすることです。どちらも順調にいくわけではなくて、片方が良くてももう片方が苦戦している、なんてことも少なくありません。そのバランスをどう取るかが、ブロック長としての腕の見せどころだと感じています。
将来的には、担当するお店を3店舗、4店舗と増やしていきたいという思いもあります。もちろん簡単な道ではないけれど、少しずつ経験を積み重ねて挑戦の幅を広げていけたらと思っています。
私はもともと負けず嫌いで、スタートはうまくいかなくても、最後には追い上げるタイプなんです。だからこそ途中で投げ出したくなることがあっても、“やらなきゃ終われない”という気持ちでなんとかやり切ってきました。
これからもその性格をプラスに変えて、挑戦を続けたい。お客様にとって“信頼できる存在”であり続けたい。それが私自身の成長にもつながっていくんだと思っています。
